2002年8月

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今日の晩御飯8月31日 
 投稿者:相馬  02/08/31 Sat 23:35:31

■■豆腐と夏野菜のカレー(分量はすべて適当)■■

1)
カレーを作ろうとしたら肉がない。とりあえず、豆腐をフライパンにぶちまけて強火で炒る。水分が飛んでポロポロになったら、粉末の鶏ガラスープとカレー粉で下味をつけてほったらかしておく。ズッキーニとナスは輪切りにして塩を振り、重石をしてほったらかしておく。ニンジンは乱切りにして耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジへ。5分加熱してほったらかしておく。

2)
刻んだ鷹の爪とすりおろしたニンニク、ショウガをオリーブオイルで炒める。油に味が移ったらみじん切りにしたタマネギ投入。「これくらいでいいだろ、面倒くさいし」と3回思うまで弱火で炒める。さらに、シメジ、水を切ったズッキーニとナスを加えて炒める。

3)
全体に油が回ったら、おもむろに卸し金をつかみトマトをすりおろす。もちろん鍋に直接入れる。水分が足りないようなら、トマトを追加するか野菜ジュースを入れるかワインを流しこむかする。水は加えない。1)の豆腐とニンジンも放りこみ、おまけにヨーグルトも入れてみたりなんかして、蓋をして弱火で10分煮る。

4)
蓋を開けたらびっくりするくらい水が出ているので、これ幸いとカレールーを放りこむ。さらに煮ること10分、最後に塩で味を整えてできあがり。この際、気分を出すために各種スパイスやバジルなど思いつくままに加えても良い。味見はお玉に直接口をつけてすること。

5)
ここまで来ると、ご飯を炊いていないことに気づくはずだから、お腹の空きぐあいによって、ご飯を炊いたりレトルトご飯を買ってきたりそのままカレーだけ食べたりしてください。


絵描き8月30日 
 投稿者:山田  02/08/30 Fri 23:56:24

昨日の日誌にある、しみセンまつりのポスターを拝見。いやー、かっこいいよ。このページだけでなく、漂流通信の絵もすべて相馬氏が描いているのだが、彼のように絵を描ける人がうらやましい。

さて、今日は二学期に入って最初の問い合わせのあったご家庭へ訪問。話しは一時間半に及んだ。お子さんに会うことはできなかったが、お母さんが少しだけ楽になったようなのはせめてもの救い。相馬氏も連絡をとっているご家庭があるはず。今後ともよろしくお願いしますね。


パソコンに向かう8月29日 
 投稿者:相馬  02/08/29 Thu 23:09:05

いつもなにやかにやとお世話になっている道立市民活動促進センターで、9月の28、29日にお祭りが開かれる。市民活動をもっとよく知ってもらおうというわけだ。名前を「しみセンまつり」という。仮称らしいけど、ちょっと気に入ってるんだよな。

で、そのチラシを作ってくれないかと頼まれて、昨日からパソコンでコチャコチャとやってるのだが、やっぱりパソコンで絵を描くのは面白い。ついつい、時間の経つのを忘れてやりすぎてしまう。まずい。今週の通信、なにひとつ手をつけていない。明日発行なのに。

というわけで、チラシに区切りをつけて通信の作成をしようと思っているのだが、やる気でねー。絵のほうが楽しいよー。どっちにしてもパソコン作業だから、ついついチラシ作っちゃいそう。来週、通信が届かなかったらごめんなさい。では。


さぼり?8月28日 
 投稿者:山田  02/08/28 Wed 22:15:18

本日は勉強会まで、家ですごした。相馬氏には、市民活動促進センターに行くよと告げていたのですまぬ。いや、休みにしたわけではなく、電話を受けていたのですが。

で、お知らせ。9月13日午前9時から、FMアップルの番組に出演する予定です。聞ける方は聞いてみてください。


目標8月27日 
 投稿者:相馬  02/08/27 Tue 22:40:01

街なかで真っ白のクラシックカーを見た。車には詳しくないので何という名前かわからないが、ルパン三世が乗ってたようなオープンカーだ。ピカピカの車体。流れるようなフォルム。うーん、かっこいい。

運転していたのは、これがまたかっこいいことに70歳くらいのじーさん。実は、年寄りって派手なものや鮮やかなものがよく似合う。原色が似合うのは絶対にじーさんばーさんだ。

よーし、俺だって40年後にはファイヤーパターンのスカジャン着て、ハーレー跨っちゃうぜ。目指せ、かっこいいジジイ。固く心に誓ったのでした。絶対なる。見てろよ。(誰に言ってるのか)


ピカピカ8月26日 
 投稿者:山田  02/08/26 Mon 21:27:05

本日、9日ぶりに25度を超える天気。念願の洗車をする。いやあ、ピカピカだ。うきうきする。しかも、フロントガラスには雨をはじく塗布剤を塗り込んだ。効き目を確かめたくて、早く雨が降らないかなと思うくらいだ。

家に帰って、こんな記事を見る。
「公立小中校で放課後に補習
 文部科学省は25日、公立小中学校の放課後の補習を奨励するため、教員志望の教育学部の大学生らが児童・生徒を個別指導する「放課後学習相談室」(仮称)制度を2003年度から導入する方針を固めた。
(中略)
 遠山文科相は今年1月に発表した「学びのすすめ」で、放課後の時間などを活用した補習の必要を訴えたが、その具体策を講じるのは初めてで、保護者を中心に広がる学力低下への懸念を払しょくするのが狙い。来年度予算の概算要求に必要経費約5億円を計上する方針だ。文科省によると、放課後学習相談室の教師を務める「放課後学習チューター」(仮称)は、教育学部の学生のほか、既に教員免許を取得した非常勤講師などから、意欲的な人材を選ぶ。

 モデル校は、全都道府県から各5校程度を選ぶ予定で、授業の理解が遅れている児童・生徒に対する補習を行ったり、逆に優秀な児童・生徒に高度で発展的な内容を教えたり、個々の学力に応じて指導する。(後略;読売新聞より)」

なんだ。とうとう公費で個別指導学習塾を始めますということか。これが全国の各小中学校で実現した日には、全国の中小の塾は大打撃を被るだろうなぁ。


破顔一笑8月25日 
 投稿者:相馬  02/08/26 Mon 00:12:44

でもさ、愛煙家に飼われている猫の発ガン率はそうじゃない猫の2倍だってよ。

まあ、そもそも飼い猫の発ガン率がどれくらいなのか、という問題があって、例えば発ガン率が0・1%だとしたら2倍でも0・2%にしかならない。10%なら20%になるから、けっこうな数字になる。

嫌煙家の啓蒙運動の一環という気もするが。

ところで、「北のフォーカス うぉんつ」9月号に「漂流教室」の記事が載りました。見開き。しかもカラー。写真を見ると、わたくし、ニッコニコです。なにをそんなに笑うのかと怪しんでしまうくらい。うーん。とにかく、おかしかったんだよなあ。こんなところでこんな具合に写真を撮られている自分というものが。

それにしても、あのまとめにくいインタビューがちゃんと記事になっている。やっぱりプロはスゴイ。

今日はゴッホ展に行って人の後頭部の観察をしてきました。


Tobacco Road8月24日 
 投稿者:山田  02/08/25 Sun 13:22:20

あちゃー。翌日になってしまったよ。どうも忘れっぽいな。「これ、日誌のネタになるよな」と考えていることはあるのに。

さて、ぼくは喫煙者なので毎月の煙草代がずいぶんと財政に悪影響を与えている。これはなんとかしなくては、と思い、紙巻きではなくパイプ煙草に変えることにした(禁煙は毛頭する気がないです)。

道具は入門セットという1800円のものを東急ハンズにて購入。これは、パイプと付けた火を押さえて整えるタンパー、パイプの中を掃除するモール、サンプルの煙草が組になっている。でも、サンプルの煙草は何だかからからの干物状態で美味しくなさそうなので、煙草を買いに行くことにした。

パイプ煙草の葉だから普通の煙草屋には無いだろうと思い、まずは三越に行った。
僕の記憶では、地下あたりに煙草の販売所があって色々な銘柄が置いてあった気がする。地下の食品売り場のいい匂いに小腹の空いた状態を刺激されながら煙草売り場を探す。10分ほど探すが売り場は見つからない。案内板を見ても無い。案内所のお姉さんに聞くと「申し訳ございません。当店では煙草は扱っておりません」おやおや、そうでしたかと丸井今井に向かう。

小雨の降る中、丸井今井に行き、入り口で案内板を見て探すと「煙草売り場→終了しました」の文字が。へ?終了とはどーゆーことかな?と思い、案内所のお姉さんに聞くと「申し訳ございません、撤収しました」どうやら、世界的な禁煙ブームの流れにより、煙草売り場は無くなる流れにあるらしい。ニューヨークでは市長が激烈に禁煙政策を進めようとしている。税金を上げるとか、市内全面禁煙とか。

がっくりしながら以下を回るがいずれも玉砕。
・池内・パルコ・4プラ・丸善・大丸藤井
後二つは、店の前に立った段階で「ここ、煙草を置いてるわけないな」とUターンした。どうやら煙草を買いたいという思いで判断力が鈍っているらしい。これはなんとしても購入、喫煙しなければ頭が働かぬ。ところが、自分の記憶の中にある自販機以外の煙草売り場を落ち着いて思い出そうにも、煙草が無い。ふらふらと地下街をススキノ方面に歩いて地上に出たところで、ニッカのおじさんの下に売り場を見つけた。売り子のお姉さんに「パイプ煙草ありますかぁ」と情けない声で聞くと「すみませーん。置いてないんですぅ」既に1時間半に以上歩き回っており、倒れ込みそうになるが気を取り直して「どこか、置いているところ、知りませんか…」と尋ねると「桃屋さんなら」と教えていただく。CMに出てくる江戸むらさきのおじさんがパイプをふかしているシーンを思い浮かべながら、さらに南へ進み教えられた店を見つけた。バンザーイ。

そこで僕が半分絶叫しながら買い求めたのは、昔紙巻きでも売っていて僕も愛煙していた「プロムナード」という銘柄だ。紙巻きが販売中止になったので、僕はロングピースに乗りかえたのだった。店のおじさんは、にこにこしながら僕に煙草を渡してくれた。ありがとう。レジのお姉さんは、にこにこしながらお釣りを渡してくれた。ありがとう。この一時間半はあなた達に会うためにあったのですね。2秒ほど感謝して、30秒ほど世の中の禁煙論者を呪い(ネガティブですね)帰宅したのでした。


わっかるかな〜8月23日 
 投稿者:相馬  02/08/23 Fri 22:15:38

夏の甲子園で一時中断していた「夏休み子ども電話相談室」、本日が最終回。運転中の楽しみだっただけに残念。

昼の楽しみがそれなら、夜の楽しみはこれ。「夏休み笑芸劇場」。エンジンかけたら、いきなり松鶴屋千とせがパヤッパパパーと叫んでいて大いに驚いた。

それで思ったのでした。世の中コラボレーション流行り。どうせなら、最終回くらい「子ども電話相談室」の相談員に芸人を登用してはどうか。例えばこうだ。

子ども:どうやってメートルっていう長さを決めたんですか?
千とせ:俺がメートルだった頃、妹はヨーデルだった。
    オヤジはロートルで、じいさんの履いてたのはゲートルだった。

わっかるかな〜。わっかんねえだろうな〜。


メロン記念日8月22日 
 投稿者:山田  02/08/23 Fri 01:23:12

岩見沢の訪問が終わってから、先週決めたとおり祖母の家を訪れた。すると、おとつい病院に移ったという。えっ、と息をのんだが、自分で施設に入りたいと希望しているので、施設に空きができるまでのことだという。ということで、来週は深川の病院を訪れることになった。

帰り際、伯父伯母からメロンとトウキビをもらった。メロン一つとトウキビ二本を相馬氏に渡して、帰宅したのだった。


初めまして、8月21日 
 投稿者:岡崎   02/08/21 Wed 18:59:53

こんにちは、岡崎です。漂流教室でスタッフしています。出身は鎌倉。鯵の干物とほうれん草のおひたしで育ち、めでたく20歳となりました。空と山に囲まれて、海も見えつつ、鳥の声でも聞こえてくれば、これ幸せ。

最近はちっとも晴れず、ビニール傘も壊れ、チャリで毎日濡れる日々。何か、スカッといいことがあるとよいですね。


夜型8月20日 
 投稿者:相馬  02/08/21 Wed 04:45:42

いやー、これから寝ます。今、歯磨き中。まだ昼夜逆転。お休みなさい。


遅くなった8月19日 
 投稿者:山田  02/08/20 Tue 09:35:56

おそくなったが、お父さんの会のことを。

出席者は僕も含めて7名。スコレー札幌の栄花さんも来ていた。お母さんを通じて、既に知り合いの方もいた。

これまでの経緯を話しているだけで時間はかなり経っていた。やはり、話しをする機会がなかなか無く、たまっているものがあったのだろうか。

お母さん方の話しと違うのは、社会、特に学校とどのように関わるかの話しが多いという点だった。子どもとの関係については「学校行かないという生き方もありということに気づくまでは相当かかりましたね」、妻との関係については「たくさん話しをして、意見を一致させないといけない」くらいで、具体的な内容はそれほどなく終わっていた気がする。しかし、学校との話しになると(学校の先生もいたのもあるだろうが)、各々どのように学校と話しをつけたかについて生き生きと話しが出てきた。やはり、家族の中で父は、社会との接点という役割を期待されているのだなぁと思った。

時間も迫ってきて「やはり飲みを入れて」という話しが持ち上がってきた。飲みながらだと口が回るという。飲んでいる時には前述の役割を外されるからだろう。恐らく、子どもや妻との会話はそこでたくさん出るに違いない。まあ、このあたりは父と母で逆なのではなかろうか。お母さん方なら飲みを入れると学校の先生とどんなやり取りをしたのかがたくさん出るとか…。

父の集まりは、毎月はきついが年に何回かはしていきたいということになった。次は10月20日(日)の全道親の会の集いにて、出席できる人はしましょうとのこと。この日誌を見ているお父さん、是非一度顔を出してみてください。今度は飲みも入るかもしれません。


楽しみは後に8月18日 
 投稿者:相馬  02/08/18 Sun 23:06:56

この1週間の「漂流教室」はお盆でお休みが多かった。その結果どうなったかといえば、あっさり昼夜逆転。朝の4時5時に寝て、昼過ぎフラフラしながら起きる。ご飯を食べてまた睡眠。そんな生活。子どものことは言えないよ、これじゃ。

当然、曜日感覚なんてない。今日は何曜日? あ。トポスの例会に行く日じゃないか。

今月の例会では、なんと「お父さんの会」も開催された。すごーく気になったのだが、中途退席しなくちゃならないことがわかってたので、そっちは山田にお任せ。話が面白過ぎて、訪問の予定をすっぽかしたりしたら困るもの。

だから、「お父さんの会」がどんな模様だったのか知らないのだ。それは、明日、山田に書いてもらうことにしよう。楽しみだ。


お天気気持ちがいい8月17日 
 投稿者:山田  02/08/18 Sun 02:26:13

久しぶりにいい天気の日が続き、ご機嫌だ。我が愛猫も日溜まりでころころと転がっていた。

飼い主はと言えば、この間頂いたパソコンの設定を色々としていた。古いパソコンでも、知恵を使えばまだまだ現役。もう少し役に立ってもらい、資源の有効利用をしよう。


頑張り屋さん8月16日 
 投稿者:相馬  02/08/17 Sat 02:18:12

会報の印刷を終え、家へと車を走らせている途中、ふとボンネットに変なものが乗っかっているのを見つけた。

最初は巨大な虫かと思った。ナナフシとかそういうヤツ。動いてたし。だが、よくよく見れば枯れ枝。街路樹から落ちたのだろう。動いて見えたのは車の振動と風のせいで。

ほっておけば風で飛んでいくか揺れて落ちるか、まあ、別にそのまま走って問題ないだろうとアクセルを踏んだが、それから30分、スピードにも横風にも急カーブにもガタガタ道にも負けず、枯れ枝はボンネットに“ただ”乗っかっていた。

それでそのまま家に着いて、今は運転席のボードの上に置いてあります。


きーめた。8月15日 
 投稿者:山田  02/08/16 Fri 00:31:49

墓参りに行き、祖母に会ってきた。今年で95になる祖母は、最近動くのが辛いらしいが、頭脳は明晰。ベッドに入りながら話しをしてくれた。漂流教室がどういうことをしているかもわかっていて、「ほんとに、人を育てるのは大事なことだね」「あまたの人に会うのはいいことだよ」と話してくれた。

とはいえ、自身は毎日無為に過ごすのが辛いと言いつつ、気丈にも迷惑をかけて過ごしたくないと思うのか、ぼくがおぶって墓参りに行こうというのも「いや、いいよ」と断ってくる。ぼくはこれからできれば毎週、祖母に会いに行こうと思う。「縁の関係」だか「カウンセリング」だか考えもしなかったが、「この人と関わろう」と思ったからだ。丁度、漂流教室を始めようと思った時と同じように。


残念なのだ8月14日 
 投稿者:相馬  02/08/14 Wed 12:37:54

今日は夕方から夜にかけて用事があるので、早いけど日誌を書いておく。小沢牧子著『心の専門家はいらない』の感想、続き。

「漂流教室」を始めるために勉強していたときの私のノートには、こんなことが書いてある。「かつて共同体で担ってきた機能が薄れ、その代替機関としてカウンセリングが生まれた」。その考えは今も変わっていない。

それなら、カウンセリングは誰でもが出来ること、と考えても問題はない。また、私たちは日常のいろんな場面で抗議のカウンセリングを行っている。医療でも学校でも会社でも近所づきあいでも。

ところが、それでは済まないこともある。共同体を捨て、個人で立たなければならなくなった私たちは、共同体の中で支えあっていた頃には想像もつかなかったような状態に襲われる場合もある。また、文明も大きく変わった。自殺者がこれだけ増えているのは何故か。共同体の「縁の関係」が復活すれば、それは改善されるだろうか。どうも無理な気がする。

問題が既に私たちの経験を超えてしまっている。そのようなとき、やはり「専門家」が必要になるように思う。「専門家」とはなにか。「客観性」と「公開性」を持つものである。責任の所在を明確にしたものである。

小沢氏は、例えば老人介護について医療について、「制度は自然に馴染まない」と舗装道路の喩えを用いて説明しているが、一方で舗装道路の必要性は認めている。行政の手により舗装道路が隅々まで行き渡ることも認めている。その上で、道路と道路の隙間の空き地をコンクリで埋めるな、と主張する。全く同感だ。では、なぜ医療は舗装道路で、カウンセリングは空き地を埋めるコンクリなのか。カウンセリングも舗装道路かもしれないのに。

そうやって道路ばかりになっては、結局、全部コンクリで埋まってしまうじゃないか。そういう見方もある。ならば、医療から老人介護から必要性を問わなければならない。なぜカウンセリング“だけ”を責めるのか。確かに、カウンセリングは空き地を埋めるコンクリに使われやすい。先日も、スクールカウンセラーによる心のケアを重視するプランが立ちあがったばかりだ。だが、それは「カウンセリング=コンクリ」ということではない。

共同体を捨てた私たちに、その代替としてカウンセリングが必要なのだとしたら、とるべきは舗装道路としてカウンセリングの範囲(専門家が必要な部分)を限定することではないか。「客観性」と「公開性」を強く求めていくことではないか。そうやって、コンクリとしてカウンセリングを使おうという動きを防ぐ。私はそう思う。

この本の指摘はとても重要なものだ。その意味では、とても興味深く、また身につまされて読んだ。だが、なぜか結論が感情的だ。カウンセリングの一面を全体にすりかえて非難する。それまでの指摘がぶち壊しになるほどに。

まさに現状は小沢氏の危惧する方向に向かっている。それだけに、この結論は非常に残念だ。

ここからは邪推。この感情的な結論のウラには、業界内の対立があるのではないか。河合隼雄氏が会長を務める日本心理士臨床会と、小沢氏のいる日本社会臨床学会の対立である。臨床心理士の資格認定に関する利権を巡る争いである。本の中にも、河合隼雄氏をもしくは河合隼雄氏と思われる人をくさす個所が何ヶ所か出てくる。業界内の恨みつらみでせっかくの内容を曇らせるのは下らない。


寝るのも命がけ8月13日 
 投稿者:山田  02/08/14 Wed 03:14:00

また、こんな時間になってしまった。お盆ということで、帰省している友人に会うと、いつもより遅くなってしまう。

もう寝るのだが、この間いとこから聞いた話が気になる。なんと、寝ている間に肩を外しているのだ。しかも、二回も。夢うつつに布団の中でひとりサブミッション。

ぼくは万歳の格好で寝るのが好きなので、多分大丈夫だと思う。しかし、足をねじっていることが多い。もしかすると、ひとり四の字固めをしてしまう日が来るかも知れない。


ずらす? だます? 8月12日 
 投稿者:相馬  02/08/12 Mon 22:20:23

雨降ってますねー。星は見れないかな。

さて、小沢牧子著『心の専門家はいらない』について。今日までで3回読んだ。その感想。

小沢氏は言う。えひめ丸事件、池田小の事件、東海村での放射能事故、このような大きな事件、事故のたびに「心の専門家」が、「心のケア」「心の支援」という名の下、派遣されてくる。しかし、それは被害者がなにを望むかという視点を欠いた、一方的なものであることが多い。また、専門家の登場は、親や親戚、近所の人々といった近しい者同士の連携を断ち切り、権威ある専門家への依存を生むことにもなる。

なるほど。それはその通りだ。

小沢氏はさらに言う。事件、事故に関わる「心のケア」もしくは、不登校などにおけるスクールカウンセリング、これらは被害者の心の安定のみを目指し、事故そのもの、学校というシステムそのものへの関心や疑問、批判といったことを扱わない。それらは「個人の問題」として、個人の中へ封じ込められてしまう。問題を個人に還元してしまえば、周囲や社会は安泰である。これらは、社会の望む人間像へと人々を矯正する、非常に柔らかで強力な管理手法である。

うむ。私もそれが気になっていた。

そして、小沢氏はこう結論する。カウンセリングとは、この「人間矯正」「人間管理」の役割を持つものである。「心の専門家」とは、このように一方的な「ケア」を押し付け、問題を個人に限定し、「人間関係」という最後の砦を市場化する者である。

え? それはおかしくないか?

なるほど、確かにカウンセリングにはそのような機能“も”あるだろう。また、「心の専門家」がそのように使われること“も”あるだろう。だが、それは一面であり、全体ではない。危険性を指摘するのならかまわないが、カウンセリングとはこのようなものだ、と断罪するのは一方的すぎないか。

そんなことを言うのなら、小沢氏の勧める、日本に昔ながらにある「縁の関係」にしろ、共同体への従属と社会秩序維持の役割を果たしてきたはずなのだ。カウンセリングと同じ言葉で断罪できるはずである。確かに、「縁の関係」に学ぶものはある。しかし、カウンセリングにも学ぶものはある。小沢氏はカウンセリングを「ずらしの技法」と言っていたが、同じ側面を持つ片一方を「人間管理の役割」と切って捨て、もう片方を持ち上げるやり方は、それこそ「だましの技法」ではないか。

続く。


お盆ですね8月11日 
 投稿者:山田  02/08/12 Mon 02:00:44

今日はお盆ということで本州から帰省した友人と会ってました。飲みはなし。
もう寝ます。お休みなさい…。


明後日天気になーれ8月10日 
 投稿者:相馬  02/08/10 Sat 21:56:41

本人や家庭への支援は「焦らせない」ということだと思うんだけどね。

今日も雨。それにしてもよく降る。

ところで、12日夜から13日明け方にかけて「ペルセウス座流星群」が最盛期を迎えるそうだ。北東の空のカシオペア座とペルセウス座の間あたりの「放射点」とよばれるところから、放射状に星が流れる。人工の明かりの少ない場所なら1時間に50〜60個は見ることが出来るそうだ。午後9時過ぎには月が沈むので、いっそう見やすくなる。ピークは真夜中から夜明け前らしい。

天気が悪くて気温が上がらない方が私の体調のためには良いけれど、こういう時にはスカッと晴れて欲しい。みんな夜更かししてるんでしょ? 真夜中、ちょっと郊外に出かけて星観察と洒落こみましょう。


いやだなぁ8月9日 
 投稿者:山田  02/08/10 Sat 01:08:10

甲子園で札幌第一が活躍したのを見て心が躍ったのだが、次の記事でがっくり。

asahi.comより
>01年度に30日以上学校を欠席した不登校は、小学校で2万7000人
>(前年度比0.5%増)、中学校で11万2000人(同4%増)。
>計13万9000人で、前年度より4000人(3.3%)増えて過去最多を
>更新した。

>教育委員会は学校に復帰するのを待つ「適応指導教室」の拡充などの対策を
>講じているが、増加傾向に歯止めはかかっていない。文科省は9月、
>民間団体も交えた協力者会議を初めて立ち上げ、早期対応や家庭支援などを
>考えるとしている。
同じ記事によると、中学生の不登校は36人に1人の割合だそうで。

疑問に思ったのは、「早期対応」や「家庭支援」だ。協力者会議に参加する方々におかれては、「こんな症状に注意」とか「休んだら、こうなおしましょう」なんてことは言わないで頂きたい。風邪引いて休んでいるんじゃないんだから。なんだか、子どもと親に悪いとこがあって、それをなおすような発想がチラホラ見えて、いやだなぁと思う。


そりゃないだろ8月8日 
 投稿者:相馬  02/08/08 Thu 23:54:43

私はプロレスが好きだがPRIDEなどの、いわゆる「総合格闘技」は別に好きではない。ボクシングは見るがK−1は見ない。それでも、全く興味がない、というわけでもないので、会報を作りながら19時からの「UFOレジェンド」を観ていた。

おいおい! ガファリ! なんだお前! このインチキ野郎!

いやいや、メインがあれでよく観客は納得してるよ。テレビで観てる限りでは、ノゲイラvs菊田くらいしかめぼしい試合がないぞ。

まあ、でも奥菜恵が見れたからよかったっす。

文科省の新機軸。「心の授業」。スポーツ選手や文化人など著名人らが、今年4月に全国の小中学生に配布した道徳用教材「心のノート」を使って授業する特別講座。全国で1000回実施。保護者や地域住民、教師らに公開もする。

NHKの「ようこそ先輩」をパクっただけのお手軽企画。しかも、なんか内容が胡散臭そう。講師は「心のせんせい」というらしい。文科省は実に「心」が好きだ。

心、心と気軽に言えるのは、それが他人の心だからだ。他人の心だから、平気で「これが必要だ」なんてブシツケができる。ブシツケにずいぶんいろんなものをくれるが、欲しいものをくれたためしがない。「いりません」と言えないシステムでそれをするのは拷問じゃないか。ガファリには文句言わなくても、こっちには言っとかないと。


気長にいこう8月7日 
 投稿者:山田  02/08/07 Wed 22:54:39

雨が降って寒いですね。まったく夏とは思えないくらい。北海道の七夕だというのに、織姫・彦星は何故泣くのか。

今日は定例の勉強会だったのだが、いつもの参加者が帰省やらテストやらでまったく来ず、相馬氏と二人でだべっていた。昨日の日記に書いてある小沢さんの本がネタになったが、それは彼が感想を書く日までお預けにしておこう。

今日の話題のもう一つは、この間行われた高機能広汎性発達障害の講演会の資料だった。この障害は自閉症の一種なので、同時に二つのことを意識の中にとらえられない。このため、きまった遊びを繰り返す/お絵かきなどでいつも決まった絵しか描かない/場面にそぐわないコミュニケーションをするなどの問題が出てくる。この問題を支える基本的視点として資料でうたわれているのが、「環境を構造化する」ということだ。

例えば、みんなで先生の話を聞くときに、私語をしてする子。注意しても一時黙るだけで、先生の言うことも周りの言うことも聞かないという場合。「注意したのに聞かない」という点に感情が向いてしまいがちだが、1、先生の話を理解するのが難しい 2、先生が話しているときだからしゃべってはいけない 3、クラスメイトは先生の話を聞いているから黙っている 4,自分がしゃべるとクラスメイトの邪魔になる という四点を捕まえることが対処に必要とのことだ。

いやー、むずかしいですね。「はい、もう、専門家の方々に任せます」と言っちゃいたい。でも、よく読むと、「黙れ!」と怒る前にできることをすべて考えれば、上の四点は気づくことだろう。怒ったらオシマイ。気長に根気よくということが大事なのだなぁ、と思った次第。詳しくは書かないが、これ、最近の世の中の風潮にも当てはまるかも。


専門家じゃないけど8月6日 
 投稿者:相馬  02/08/06 Tue 22:20:47

なんだ? 仕事の連絡って? 俺まだ聞いてなくない?

毛利子来さんという、私が敬愛する小児科医がいる。「道新TODAY別冊」を買おうと思って本屋に行ったら、隣りに、毛利さんも参加している「おそい・はやい・ひくい・たかい」という雑誌が並んでいた。特集が「心理テスト、カウンセリング・・・子どもの心そんなにのぞいて大丈夫?」。迷わず手に取った。

メンタルフレンドなんてものもやっていながら、その解説までしながら、私はどこかカウンセリングとか心理療法というものを胡散臭く思っている。この日誌でも何度か書いた。できればお近づきになりたくない、と心のどこかで思っている。そこを突かれた。雑誌は買わなかったが、執筆者の一人、小沢牧子さんの本を買って帰った。

タイトルを「心の専門家はいらない」という。いや、「漂流教室」は専門家じゃないけどさ。そこはホラ。ね。まだ途中までしか読んでいないが、頷くところそうじゃないところ半々だ。感想はいずれ書きます。

NHK総合で昨日から4夜連続で放送している「海・青き大自然」、とてつもなく面白い。しかし、放送時間の遅いのが難点。23時からと、午前1時5分からそれぞれ50分の番組。少々夜更かししても見て欲しいな。一応、ビデオ撮ってます。


すんません8月5日 
 投稿者:山田  02/08/06 Tue 09:17:26

・相馬氏に誕生日おめでとうを言い忘れた。
・仕事の連絡が不徹底だった。
・猫のご飯をあげるのを忘れた。
・日誌を付けるのを忘れた。

以上、まとめてごめんなさい。


またしても8月4日 
 投稿者:相馬  02/08/05 Mon 01:00:55

今日もさっきまで飲んでました。もう寝ます。お休みなさい。

というわけにはいかないか。でも、もう頭が働きません。えーと、えーと、明日は私の誕生日です。それじゃお休みー。


安全運転8月3日 
 投稿者:山田  02/08/04 Sun 01:53:20

車が資本の漂流教室、最近安全運転を心がけている。というのも、燃料代節約のためだ。エンジン回転数を2000回転以下にして走っている。

こうすると、時速60キロ行くことも滅多になく、自然と法令通りの速度になる。燃費もリッター14キロ程度走るようになった。遅くていらいらするのではないかと心配してくれる友人もいるが、実はそうでもない。一見周りの車に追い抜かれているように感じるが、大概一つか二つ先の赤信号で並ぶ。場合によっては、こちらの方が先を走ることもある。結局、街中の平均速度に合わせて走っていれば、到着時間は大して変わらない。アクセルをふかすと、その瞬間はパーッと早く走っている気分になるが、それほど差は無いのだ。

ということに気づくまで2ヶ月掛かった…。


おやすみなさい8月2日 
 投稿者:相馬  02/08/03 Sat 03:27:26

今まで飲んでました。寝ます。お休み。


お願いが一つ。8月1日 
 投稿者:山田  02/08/01 Thu 23:00:55

とうとう8月に突入。それらしく朝からとてつもなく暑い一日だった。夏の朝と言えばラジオ体操だが、訪問先に行くと懐かしのラジオ体操カードが置いてあった。昔は前に立って模範のように体操したものだが、もはや第一もできるかどうか怪しくなっている。この後、試してみよう。

ところで、最近、ノートパソコンが欲しい。出先で文章を打つのに使いたいと思っているのだ。新品ではなく中古でよい。それも、5年ほど前の品でいいと思って探すと、四、五千円くらいからある。しかし、財政難の漂流教室。なかなか出費できない。どなたか、それくらいの中古ノートパソコンを譲っていただける方はいらっしゃいませんか。


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