2002年11月

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コトバ足らずかな11月30日 
 投稿者:山田  02/12/01 Sun 00:00:04

うーんと、江戸時代でも「個人になる」という意識はあったと思うんだ。もちろん、今とは違う形だけど、今以上にあったのではないか。

例えば、やくざ者以外でも「侠気」は重んじられる価値で憧れの一つだったと思うけど、これって「いざというときは人のために蛮勇をふるう人」という人間像だよね。元服とか寄り合いとか奉公人から独り立ちする時とかに、こうした、世間に歓迎される人間たれという意識はあったと思うのね。これって今の言葉で言えば「自立した個人になる」ことではないか。まあ、「侠気」の場合は「代わりに他の所は羽目を外していても、多目にみてね」ということがあるけれど、社会もその存在を認めていたわけで。あ、これって、ある意味ボランティアだよな。

こう考えると、現代社会で言われている「個人」という概念は、社会としては存在が許されていない、法律文言上のコトバでしかないんだよな。

「どうせ個人としてやっていくしかない」ということを教育制度は一応伝えようとしている。教育基本法の第一条にも書いてあります。「教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に満ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行わなければならない」だってさ。では、その「個人」として振る舞うことが、今の世の中で許されるかというとそうではないだろう。

教育によって確立された「個人」が社会の中でどのような働きをしていくのかは、教育とは別問題。その点をないがしろにしたまま、50年以上動けばそりゃひずみもでるだろう。今いる「個人」をうまく使うことのできる世の中にすればいいものを、また同じかそれ以上時間がかかる道を民草に強いようとしているのが、為政者たちの考えかと見える。


どうせ個人11月29日 
 投稿者:相馬  02/11/29 Fri 22:43:03

そりゃまあ、江戸時代には今言うところの「個人」なんて概念は存在しないわけだから。あそこにあったのは所属と、その中での作法だけでしょう。

ついでに言やあ、「国家」なんてものも、江戸時代の庶民は考えたことがなかったでしょう。だってそれは町民・農民には「関係ないもの」だもんね。それで、「強い近代国家」をつくらなくちゃならなくなった明治政府が、行啓だ何だとあれこれいろんな小細工をして、「国家への忠誠」「公への奉仕」を植えつけたんでしょう。

これって、今の状況とよく似てるのかもね。近代の核は「個人の開放」なわけだけど、日本人てのは結局、明治以来ずっとどこかに「所属」することで自己を保ってきたように思う。例えば会社。しかしここにきて、会社は自分を守ってくれなことが明らかになった。それなら「家庭」だというわけで、最近家庭の役割を問う声が大きくなっているのでしょう。「家庭」には前近代のカラーが色濃く残っている。もしくは村落共同体的な「地域」とか。「所属」しないことが不安でたまらない人が多いのだ。

でも、それはもう無理だ。みんな「個人」としてやってくしかない。不安を抱えていくしかない。それに耐えられない人が、明治よろしく「公」だの「公共心」だのと騒いでいるのだろうと私は思っている。


歯がこんな状態じゃ、好物の干し芋が食べられない。明日、歯医者に行ってきます。


つらつら考えるに11月28日 
 投稿者:山田  02/11/28 Thu 23:02:30

その件については、以前教育研究集会に出たときにも同じようなことを感じていたね。

まあ、日本はイスラエルみたいに私立の学校が違法になるような国ではないけれど、自主規制をしちゃっているようにも見える。メディアの自主規制と通ずる部分もあるのではないか。で、自主規制できるのが「公」のことを考える立派な「個」であると。

思うに、これは「他人のことを思いやって暮らす」という良俗が日本を近代国家となるプロセスでいびつな形になったものではないだろうか。元々は国家たる「公」ではなく周囲の「他人」であり、国家の成員である「個」を確立するのではなく「分をわきまえた人」になるということであったのではないか。落語の世界とかから垣間見えるところから愚考しただけではあるけれど、結構当たっているんじゃないか。


くさくさ11月27日 
 投稿者:相馬  02/11/27 Wed 22:59:16

もっと正確には「国家の行く末のために子どもをどうにかしようとする」式の教育にウンザリしてる、ということですね。「愛国心・公共心」なんてのはわかりやすいところだけど、例えば、「一人ひとりが個性を認められ、自分の希望に添った生き方ができる世の中」なんてのもそうなわけですよ。

最近、やたらに本を買っている(主に古本だけども)。教育関係の本は、これまた見事に一冊もない。経済の本だったり歴史の本だったり、マンガだったり小説だったりだ。いいのです。その中に求めるものがあるんだから。

とはいえ、憂さ晴らしという側面も拭えない。どうも、何かくさくさしている。去年の11月もそうだったみたいだしなー。だってさ、11月は教育関係の番組多すぎだっての。パンクするっての。くそ。


アンケ〜ト11月26日 
 投稿者:山田  02/11/26 Tue 22:02:19

とはいえ、学びたいと人が求めてくるとき、蓄積された知識を伝えようとすると、どうしても「こうしなさい/こうである」というしかない。過去には現在を固定しようとする力があるからなぁ。でも、動物じゃないから過去に学ぶことが可能なんだしなぁ。

さて、国立教育政策研究所のオルタナティブ教育研究会というところから、「オルタナティブな学び舎の教育に関する実態調査」というアンケートに答えてくれと頼まれている。

施設や設備については訪問しているから答えようが無い。まあ、これについては「無し」の一言で済ませてしまおう。困っているのは、理念と運営方法についての問いだ。次のような考えに対し、「1、とてもあてはまる〜4、まったくあてはまらない」までの番号に○を付けろという。

B、どの子どもでも大人と同等に扱う
→これに「あまりあてはまらない」で答えた場合は、「大人と同等に扱う子どももいる」ということになるのか?
E、義務教育段階の子どもはできれば従来型の学校で学んだ方がよい
→いやぁ、答えづらいなぁ。対象になる子どもや家庭によりけりじゃないかなぁ。一般論として話せないと思うんだが。

29日までに送り返すので、明日には完成させないと。困った困った。んじゃ。

http://www.nier.go.jp/


Panta’x World11月25日 
 投稿者:相馬  02/11/25 Mon 22:53:58

一昨日、抜けた差し歯を持って歯医者に行くと、本日休診の札がかかっていた。勤労感謝の日だと後で気がついた。日曜は体調を崩して布団の中。今日も大事を取って訪問直前まで横になっていた。なので歯はまだ抜けたまま。一応はめてはあるが、いつとれるかわからない。ドキドキ。

ちょうど1年前、去年の11月に、教育について書いた雑文が見つかった。そのころといや、「漂流教室」設立のために毎週打ち合わせをしていた時分だ。

****************

しかし、それでも先生をやろうなんて思っている人間は、それこそやる気マンマンだから始末におえない。「教育の力」をとても信じているから、逆境にもかえって頑張っちゃうのである。「俺が何とかする」なんて考えて張り切っちゃうのである。肩に力がみなぎっているのである。「ゆとり」なんて望めないのである。

先生がそうやって張り切ると、「学校はダメよ」と主張する側も張り切る。張り切って「学校のここがダメだ」と騒ぐ。理想の教育はこれこれである、と力説する。やっぱり「ゆとり」はない。

傍から見ていると同じ穴の狢に見える。どちらも「教育」は大事であると信じて疑わない。「教育の場」の力も信じて疑わない。子どもの未来のため燃えている。正しく働きかければ、子どもは正しく反応すると信じている。そう思っている人がいる限り、その基準からはみ出る子どもは必ず出てくる。勉強ができない子どもは「落ちこぼれ」で済んだが、「ゆとりある教育」からはみ出した子どもはなんと呼ばれるのだろう。

****************

その文章の一部である。既にこのころから、私は「教育」というものにウンザリしていることがわかる。今でもウンザリしている。正確には「子どもをどうにかしよう」式の「教育」にウンザリしている、ということである。例えば、「青少年の健全な育成」を掲げてテレビやマンガをチェックし、「これは有害だから禁止しろ」などとお節介を焼く人たちがいるが、これは私には「教育」で、だからウンザリである。以前もここに書いたが、「青少年の健全な育成」と「ペットの血統書」は同じものにしか私には見えない。ふざけるんじゃねえよ、動物じゃねえんだぜ。とは頭脳警察の歌の一節。


今日の料理11月24日 
 投稿者:山田  02/11/25 Mon 00:04:51

【肉団子の煮物】
1、干し椎茸の出汁、昆布出汁、干しエビの出汁を1ずつ合わせます。
2、みりん、醤油、塩で味を調えます。
3、豚挽肉に塩を加え、ネギ・胡麻を入れながら練ります。練りあがったら団子にします。
4、戻した干し椎茸を刻んだもの、にんじん、肉団子、生姜一かけを汁に入れ煮てください。

あり合わせのもので作ったにしては、美味いです。


歯抜け11月23日 
 投稿者:相馬  02/11/23 Sat 09:43:33

今日はちょっと札幌を離れる予定で、そこにはパソコンもないので、早めに日誌を書いてしまおうと思っていました。

しかし、いくらなんでもこんな早い時間に書くつもりじゃなかった。

今年の春、ひょんなことから前歯が折れまして、いま差し歯なのですが、それをすっかり忘れて鶏の骨をバリボリ齧っていたら、ポロッと歯が取れてしまいました。これから歯医者に行ってきます。ううう。


お役立ちのページ11月22日 
 投稿者:山田  02/11/22 Fri 21:52:11

下のようなページを見つけました。ひきこもりに悩む人にとってはずいぶん参考になるページです。

明日は勤労感謝の日。自分で自分をほめてあげよう。

http://www.nhk.or.jp/hikikomori/


ついてる男11月21日 
 投稿者:相馬  02/11/22 Fri 00:42:52

目の前で車が事故を起こした。現場はゆるいカーブ。路面凍結。ブラックアイスバーン状態。赤信号で停まりきれず、そのまま電柱に激突した。反動で道路の中ほどまではじかれ停止。そばにいた運送会社の人たちが路肩まで押していった。

しかし、このドライバーは運がいい。車が道路の外側へ流れていったのだから。これが反対側であったなら、信号待ちをしていた車の列に突っ込んでいったことになる。複数台の人身事故だ。

実は私も、今日、訪問先の車庫に車体をこすってしまいしょげていたのだが、この事故を見てなにか吹っ切れた気がした。そうだ。俺も運がよかったんだ。ラッキーだったんだ。♪ついてるーマジでついてるー。スチャダラ兄の気持ちもわかるぜ。なんてことねーよ。はっはっは。



すみません。安全運転。気をつけます。


やる気回復11月20日 
 投稿者:山田  02/11/20 Wed 22:12:57

日が沈むのが早くなってきましたね。2時から4時までの訪問を終えるともう日没です。家に帰るともうすっかり夜になった感じですが、まだ5時頃でなんだかトクした気分になります。

日が昇るのは遅くなってきました。朝、目を覚ましてもまだ暗いのでまた寝てしまう。やはり、トクした気分です。

すこぅし、気分が晴れてきたようです。


理想の学校11月19日 
 投稿者:相馬  02/11/19 Tue 23:05:57

少子化対策に国が補助金を出して自治体主催のカップリングパーティーを行う、という卓抜したアイディアを見て私も考えた。不登校ももっと抜本的な対策を講じなくてはならぬ。

つまり、あれだ。学校と家とが分かれているから、学校に行かないという事態が起こるわけだ。これからの学校は全寮制。生徒は寝食を校内で過す。これで「不登校」は理論上有り得ないことになる。

しかし、いくら学校に囲い込んでも、部屋から出てこないのでは話にならない。やはりここは、毎朝教師が起こしてまわるしかないだろう。起床、点呼。時間はそうだな、朝6時が良い。早起きは健康の源だ。健康な精神は健康な肉体に宿る。当然、就寝時間も早い。これで、多くの家庭が悩んでいる昼夜逆転も解決だ。

学校では勉強だけを教えるのではない。3度の食事は自分たちで作る。片付けもそう。布団の上げ下げも自分たちで行う。さらに、農作業に木工金工。手に職をつけることすらできる。これこそまさに「生きた学習」「生きる力」というヤツだろう。各方面からの賞賛の声が聞こえてきそうだ。

マンガ、ゲームは一切禁止。これはお母さんたちの支持を得られるに違いない。

え? なに? そんな施設を知っている? 何をバカな。これは新しい学校の姿なんですよ。そこにはどれくらい入ってるのかって? そうだな。6・3・3制で12年ってとこかな。刑期は。


今日の料理11月18日 
 投稿者:山田  02/11/18 Mon 23:58:35

【しばれキャベツのスープがけ】
1、冷蔵庫の中でしばれた千切りキャベツを発見します。
2、しばらく悩んでから、お湯に浮かべて解凍します。
3、キャベツを取り出して、茹でた汁に固形スープの素を入れます。
4、鳥皮を炒めて、細く切り塩をまぶします。出てきた油はスープに入れます。
5、キャベツを小鉢に盛りつけ、上からスープをかけ、4を上に散らしたらできあがり。

スープは濃いめの方が美味しいです。


成長するのだ11月17日 
 投稿者:相馬  02/11/18 Mon 00:27:36

「ちせ」というグループがある。親の会「トポス」を通じて知り合った子どもたちが立ち上げた集まり。もうすぐ1周年だそうだ。

参加者の多くは中学生。まとめ役の年長さん2人は心労多い日を送っているらしい。誰かに話を聞いて欲しい。それで「漂流教室」に白羽の矢が立った。どうにも無茶な人選である。ほらほら、聞いた話全部書いちゃうぞー。

なんてことは勿論しません。役に立てたかどうかは良くわからないが、そうやって悩むことで、彼らがいま、ひとつ成長を遂げようとしていることだけはハッキリわかった。人はそうして必要な能力を身につけていくんだなー。いつ、どこででも。不思議なもんだな、と思う。


うどんつるつる11月16日 
 投稿者:山田  02/11/17 Sun 00:08:46

昼、相馬氏と共に、最近札幌で流行りのセルフ方式の讃岐うどんを食べた。

夕方、訪問前に環状通り沿いにあるセルフ方式の讃岐うどんを食べた。

夜、東8丁目通りにあるセルフ方式の讃岐うどんを食べた。

マンモス西か、おれは。鼻からうどんが出るぞ。


冬道11月15日 
 投稿者:相馬  02/11/15 Fri 23:49:10

今日は石狩の親の会に参加、子どもたちと遊ぶ。楽しくも疲れた。行きし帰りしな、救急車とパトカーをやたらに見たが、ツルツル道路に難儀したのは私だけではなかったようだ。5速というギアは忘れた気の運転だから、停まる分には問題ないが、右左折の感覚がまだつかめない。

ほかの車が走ってないのを確認して、思いっきりアクセルを踏んでから急ブレーキをかけてみる。車はフラフラと滑って、それでもスピンはしない。奮発してタイヤ買ったんだもの。そうじゃなくちゃね。さ、バリバリ走るぞ。


警句11月14日 
 投稿者:山田  02/11/15 Fri 00:50:11

asahi.comの記事より。

>文部科学相の諮問機関・中央教育審議会(会長=鳥居泰彦・前慶応義塾長)は
>14日の総会で、教育基本法の見直しの視点や方向を示した中間報告を
>遠山文科相に提出した。「郷土や国を愛する心」や「『公共』の精神」を重要な
>理念として規定することを提案している。
(中略)
>中間報告には、教育の様々な課題について政府が閣議決定をして取り組む
>「教育振興基本計画」を策定する必要性も盛り込まれた。基本法に計画を作る
>法的根拠を置き、「いじめや校内暴力の『5年間で半減』」や、「授業が分から
>ない子どもの半減」といった政策目標を計画に盛り込むよう例示している(後略)

”『郷土や国を愛する心』や「『公共』の精神」を重要な理念として規定する”については、サミュエル・ジョンソンの警句を挙げるにとどめます。「風が吹けば桶屋が儲かる」的論理を使わなければ、不登校やひきこもりの問題とつながらないようなことを考えているヒマはありません。

  「愛国心はならず者の最後の隠れ家」
  (Patoriotism is the last refuge of a scoundrel)

「教育の様々な課題について政府が閣議決定をして取り組む『教育振興基本計画』を策定する」とのこと。中間報告案を文科省のHPで見てみるとこんなことが書いてありました。

>教育振興基本計画に盛り込むべき施策の基本的な方向

> 前述の基本的な考え方を踏まえ、「学校が良くなる、教育が変わる」ことを
>実感できるようにするため、いろいろと困難な課題はあるが、例えば、以下の
>ような国民にわかりやすい政策目標を計画に盛り込むことが考えられる。

>○ いじめ、校内暴力の「5年間で半減」を目指し、安心して勉強できる
>学習環境づくりを推進する。また、不登校等の大幅な減少を目指し、受入れの
>ための体制づくりを推進する。

いじめ、校内暴力、不登校等の減少を目指すのは当然です。しかし、「『学校が良くなる、教育が変わる』ことを実感できるようにするため」の目標の一つとはどういうことでしょうか。当事者の抱える悩みよりも教育に対する不信感を拭うために問題を解決しようしているみたいです。

教育が抱える問題に関わろうとする政治家のみなさん。今、この瞬間にも、いじめ、校内暴力、不登校で悩んでいる人が日本中にいます。「愛国心」「郷土愛」「公共の精神」をどんなに振りかざしても、今悩んでいる人は救われません。国歌百年の計を考えているつもりでも、その百年は今この瞬間とつながっていることを忘れていませんか。


隗より始めよ11月13日 
 投稿者:相馬  02/11/13 Wed 23:14:18

先日、高校生対象の学力テストが全国一斉で行われたらしい。まったく無駄なことである。高校生の学力が下がった、ということは大学生も下がっているに違いない、であれば新入社員の能力とて低いはずだ。これを是正するには中学生から授業を徹底せねばならない、いやそれでは間に合わぬ、小学生からだ幼稚園からだ。どうせ、そう言いたいが為の調査である。結果の如何に関わらず、最初から主張することは決まってるのである。それならしちめんどくさい事をせず、さっさと言うがいい。そんなものに付き合わされる全国10万人の高校3年生こそいい面の皮だ。まあ、タダで模試を受けたと思えば腹も立たないか。

なんでも20年ぶりの調査という。うへえ、俺が高校生のときにやらなくてよかったなあ。ちえっ、俺が高校生のときにやってくれよ。どちらが多いか。ほとんど前者に違いない。自分はやらなくて助かったと思うものを、今の高校生にさせて平気、それどころか講評しようという神経が気に喰わない。これからは、役つきの官僚、サラリーマンその他もろもろの学力調査もやるがいい。先ずは隗より始めよ。ここでも「学力低下」を嘆くことになるに違いない。


赤ん坊に会いました11月12日 
 投稿者:山田  02/11/12 Tue 22:40:18

今日、うちに友人が赤子連れで遊びに来ました。赤ん坊は生後4ヶ月です。

赤ん坊の仕事は、泣くことと寝ることのように思っていましたが、よく見ているとびっくりしたことが一つ。「うっ。うっ」と泣きそうになると、すぐに自分の指をしゃぶり、泣かないように自分でコントロールしているのです。言葉も話せないし、表情や目線もどこを見ているやらだけど、泣くことは嫌なことだと思っているから自分でそれをどうにかしようという意識はあるんですね。

赤ん坊もずいぶんすごいなぁと感心しました。


嬉し悲し11月11日 
 投稿者:相馬  02/11/11 Mon 21:42:54

今日、1件の家の訪問が終了した。

あまり家から出たがらない子だったのに、同年代の友だちが欲しいと、フリースクールに通うことにしたそうだ。「漂流教室」としては望ましい終わり方のひとつといえる。嬉しいんだけど、でも、ちょっと淋しい。なんといっても、立ち上げ当初からの訪問先だったのだ。でも、ま、しょうがないやな。楽しくやれよ。応援してます。


南高に行ったよ11月10日 
 投稿者:山田  02/11/11 Mon 00:19:33

今日は、相馬氏だけでなくぼくも集会に参加。

南高は、ホントにすごい学校でした。新築の素敵な建物でした。

校舎を建て直すというと、有朋高校が話題になっていますね。屯田に移転するとか。南高の改築は同じ場所で出来ていますから、有朋も同じ場所できっとできるとは思うのですが、個人的には屯田に住んでいるので来て欲しい気分もあります。まあ、ここは個人的なことはおいて、通っている人の意見を尊重したほうがいいでしょうけど。


雑な学校11月9日 
 投稿者:相馬  02/11/09 Sat 22:26:51

北海道合同教育研究会に参加。会場は我が母校(高校)。あの頃と同じ駅で地下鉄を降りる(当たり前)。同じ階段を上がり、同じ道を歩いた。この道を寒い日も暑い日も3年間毎日通ったのだ。

学校は改築されてすっかりふざけた校舎になっていたが、机と椅子はやっぱりあの机と椅子で、あんまり小さいのに驚いた。このスペースで教科書とノートを広げ、なおかつ内職までしてたなんて信じられない。また、椅子の固いこと。よくこれで6時間も授業を受けていたものだ。

研究会は17時まで。だんだん暗くなっていく景色を見るともなしに見ているうち、学校までの道のりを歩いていたときにも感じたことだが、ああやっぱり私は学校が好きだったんだなあ、とつくづく思った。暖房の入っていない教室は、足元から冷えていく。それもまた懐かしい。

「なんのために学校に行くのかわからない」なんて言葉も聞くけれど、10年後に「懐かしいな」「ここは変わったな、これは変わらないな」と思えるために通うのだって悪くないと思う。要はどこかに楽しみを見出せればいいだけで、そのためには、学校はできるだけ粗雑で隙間のあるシステムであった方がいいのじゃないか。

「魅力ある学校」「学校の意義」なんてやめようよ。それは子どもたちに勝手に探させておけばいいことで、わざわざ用意してやるようなことじゃない。「子どものため」と先回りすればするだけ、子どもは息苦しくなってくんじゃないか。教室は暗くって、授業は退屈で、トイレは臭くて。そんなんでいいんじゃないかな。雑な学校。レポート報告を聞きながらそんなことを考えていた。


すする11月8日 
 投稿者:山田  02/11/08 Fri 23:05:30

関東圏以外では札幌が始めての出店というラーメン屋に食べに行った。最近、ラーメンを食べていなかったが、今日はいとこがおごってくれるというので万歳だ。色々な薬味を入れて食べるとおいしかった。

明日は、朝から小樽です。車は走る。人はすする。では。


メディアなどと11月7日 
 投稿者:相馬  02/11/07 Thu 22:32:02

「漂流通信」上で、数回連載でメディアリテラシーを取り上げる。担当、山田。

新聞雑誌は読まれることを欲す。ゆえに読者に迎合し、嫌われることは書かない。読者の読みたいものだけを記事とする。先月他界した山本夏彦氏はメディアについてこう説いた。

スポンサーの機嫌なら分かるが、新聞が読者のご機嫌取りをするわけがない、と思う人は思う。それはそう思いたいからで、実際は夏彦翁の言うとおりだ。読まれることを前提とした文章は、必ず相手の機嫌を伺う。例えば、このサイトのこの日誌にしたところで、やはり同じことがいえる。機嫌をとらず己の意見を吐けば、人は怒ってこのサイトを見ない。意見を言うとはそういうことで、それでも言いたいのなら、一見して分からないように発表するしかない。

例えばNHKの「しゃべり場」のようなものを私が嫌悪するのはそういう理由からで、あれは自由に自分の考えを述べているようで、実は視聴者に受けのいい意見を選んでいるのである。喋らされているのである。それに気付かず、自分の意見と信じこんで喋り散らす様は醜悪である。だから私は今後もそのテの番組を見ない。

そういや「売文」という言葉を聞かなくなった。「文をひさぐ」という言葉も聞かない。代わりに「メディア」と言うようになったと私は思っている。


7日だが11月6日 
 投稿者:山田  02/11/07 Thu 10:24:34

寒い一日だったなぁ、と思いながらお酒を飲んで寝てしまうとだめです。

6日はある中学校に行って来ました。保健室の横を通ると大勢の中学生が中にいました。人数が余りに多くて、季節がらの風邪でというわけでも無さそうです。

それにしても、「気分が悪いから家に帰ります」とはならないのかな。


Mr.Angry Man11月5日 
 投稿者:相馬  02/11/05 Tue 22:24:19

前職は定時にきっかり終わる仕事で、おまけに中心街に近かったので、仕事の終わったとはたいがい大型書店に寄っていた。興味ある本もない本も、とにかくあれこれ手に取ることが出来た。今は訪問の合間にちらりと郊外型書店に寄るのが関の山。そうなると、どうしても目当ての本しか読まなくなる。

最近、あんまり怒ってないなーと考えていたら、上記のようなことに思い至った。以前はしょっちゅう怒っていたのだ。そういや、多くは本屋で怒っていたように思う。本のタイトルを見て、中身を読んで、はなはだしきは作者の名前を見て、なんだか知らないがやたらに怒っていた。

結局、怒るのにも暇がいるということだろう。普段の生活をこなすだけでアップアップしていては、怒る気力もネタも出てこない。関係あることでもないことでも、いろんなものを見聞きして考える時間が必要なのだ。新聞の投書欄がお年寄りばかりなのは、市民活動の担い手が多く主婦なのは、そんな理由からに違いない。

暇に任せてアレコレ難癖つけてばかりの生活はどうかと思うが、忙しさにかまけて怒るべきときに怒らない、怒れないのも困る。まあ、私は普段から怒りがちな人間なので、現状でちょうどいいのかもしれないが、なんだかちょっと反省した。


まあまあ11月4日 
 投稿者:山田  02/11/05 Tue 03:23:47

日付をまたぐのは、5月の時からあったんだから、そんなに気に病むこと無くいきましょう。ほら、今日のぼくもそうじゃない。読者の皆様におかれても、よろしく。

で、4日は三越で行われていた私立中・高の説明会に行ってきました。と言っても、高校の先生方と話したわけではなく、資料をもらってきたのだけど。これが重い重い。全部で4キロ近くあったのじゃなかろうか。

説明会には、親御さんと子どもたちが大挙して押し掛けていました。きっとみんな、にこにこさんで学校に行っているのだろうな、と思いつつ漂流教室が行ってている子どものことを思いだしました。みんな、悩んでいるんだよな。


4日だが11月3日 
 投稿者:相馬  02/11/04 Mon 11:09:45

あらら、とうとうやっちゃった。飲みながら「俺の番かも」と思っていたんだけど。

頭痛い。今日は4日だが3日の分を二日酔いの頭で書くとはこれいかに。すみません。もう少し寝ます。次はちゃんとした文を書きます。お休みなさい。


さむいさむい11月2日 
 投稿者:山田  02/11/03 Sun 02:58:05

朝起きてびっくり。一面雪ではありませんか。

今日は3件連続で訪問しなければならないのに、まだ車のタイヤは夏のまま。スタッドレスは実家にあるので、それを取って、スタンドに行き交換してもらおうとすると長蛇の列。一時間以上待ちました。終了後、実家に戻りタイヤをおいて、ワイパーブレードを取り替えて。昨日替えるヒマがあれば良かったのだけど。

車の冬支度はオッケー。3件の訪問のうち2件は新しい申し込みのおうち。先生走る師走に向けて、忙しくなってまいりました。


平凡な11月1日 
 投稿者:菊地  02/11/01 Fri 20:03:05

今日は起きてマヨパン(食パンにマヨネーズつけて焼いただけ)食べて、汽車で訪問に行った。デデコンデデコンと走る汽車から外を見ると秋の山脈が・・・
赤・黄・茶・青・白のマダラで気持ち悪かった(--;)


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