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若者たちは飲む11月30日 
 投稿者:相馬  03/12/01 Mon 00:51:49

教育特区のシンポジウムに参加。各方面からの提言がなかなか興味深い会であった。特に経済産業省から来た鈴木さんはいい意味で役人ぽくない人で、非常に好感が持てた。

…らしい。

いやいや、昼寝してたらすっかり寝過ごして、シンポに行けませんでした。はっはっは。その後の懇親会には参加したんだけど。主催者の金澤くんに「今年も飲み会からの参加だね」と言われてしまった。そりゃそうさ。そんなもんさ。

まあ、シンポの中身はよくわからなかったが、そんなことはいい。どうせ、チャータースクールや経済特区には興味ないから。それより、北海道で教育に関わっている若い人に会えた、若い人と飲めたということの方がでかい。だって、お年寄りばっかりなんだもの。一番盛り上がるのが健康法の話なんだもの。さて、これから若い者でどうにかこうにか頑張りますか。

飲み会でどんな話が出たかは山田代表が明日書いてくれるでしょう。(わはは、丸投げじゃ)


今日が11月29日 
 投稿者:山田  03/11/30 Sun 00:05:05

■昨日はダラダラさせてもらいました。

■相馬氏は飲み会だったんですか。いいなぁ。最近はずっと一人酒だからなぁ。

■漂流教室の忘年会の予定を立てなくちゃ。

■訪問先で犬に好かれる。今日もべったりとくっつかれて、ネコ好きな自分としては妙な気分だ。しかし、最近飼い猫がぼくに冷たいので、ご主人としての自信喪失気味。

■明日は教育特区のフォーラムがあるが、遅れていくことになるな


33rpm11月28日 
 投稿者:相馬  03/11/28 Fri 15:27:20

ネタかどうかは、日誌の書かれた時間と内容の関係の中で自ずと明らかになるであろう。それより、日付間違いすぎ。いくら休みだからって。っていうか、休みなの山田だけで、俺はフツー通り仕事だよ。

わりとビジネス書が好きで、本屋でときおり立ち読みするのだが、なかなか面白いことが書いてあったりする。たとえば、最近はクレームの質が変わってきたのだという。以前であれば、製品の品質に関わることが大半だった。それが、サービス中心の社会へと変化していくにつれ、製品ではなく顧客の人格を認めているかどうか、という点が重要になってきたのだという。自分を正当に扱ってほしい、自分を認めてほしいというのがクレームをつけた顧客の願いで、それが満たされないと、今度は相手の人格を「罵倒」するようになるのだそうだ。

なるほど、これはありそうな話だ。そして、それを防ぐ方法は「相手の全人格を認める」ことだという。具体的には「じっくり相手の話を聞く」。おお、こんなところにカウンセリングスキルが隠れていたぞ。

他にもこんなことが書かれていた。「まず、相手が何を必要としているかを見つけ出さなくてはいけない。そのためには頭の回転を遅くして、相手の話に耳を傾けることだ」。「頭の回転を遅くする」。こりゃ、なかなか面白い言い方だ。ちょっとやってみる価値はある。だいたい、俺は頭の回転が変な方向に速い。以前、ある会社に面接に行ったときのこと。最後に社長がこう訊いた。「今日は地下鉄で来たのかい?」 その会社はちょっと駅から離れたところにあった。しかも、社長はこれから用事があって出かけるらしい。これは「途中まで車で送ってってやるよ」ということを言いたいのではないか。瞬時にそこまで頭を回した俺は、にっこり微笑んでこう答えた。「いえ、送ってもらわないで結構です」。「は?」 その質問に特に深い意味はなかったらしい。案の定、その会社は落ちた。あのとき、もう少し頭の回転を遅くしていれば。いや、これは違う話かな。単に俺がおっちょこちょいだというだけか。LPを46rpmでかけてしまった、みたいな。

今日は休みじゃないが、仕事のあと飲みに行くので早めに日誌を書きました。


明日は休みだ11月29日 
 投稿者:山田  03/11/28 Fri 01:31:29

■えっ、「ではどうぞ」のようにふったのを「丸投げ」というのは、ネタだよね?

■ということで、明日は全部休みにしたぞ。わーい。

■でも、電話はかかってきていたりして。

■明日は何をしようかと、思案しつつ寝てみます。では。


丸投げ11月26日 
 投稿者:相馬  03/11/27 Thu 01:30:06

うわ、丸投げだ。そんな無責任な。

埼玉県の行田市で、教員の採用試験採点官に子供を登用するという。2次試験で模擬授業を行って、わかりやすさなどを中心に採点するのだというが、この記事を読んだとき、ものすごく不愉快なものを感じた。今日、山田代表がこの話を振ってきたのを幸いとさんざんに語り倒して、なんとなくその理由がつかめた。以下。

レストランでコックを雇うのに、客に味見をさせるようなことはしない。そいつに客を満足させる能力があるかどうかを見極めるのは雇用側の仕事であり、そのための能力は当然持っていなくてはならない。同じように、教員志望者が子供にとって素晴らしい教師になり得るかどうかを見極める能力は、子供に改めて問わずとも、選考にあたる教育委員会なり校長なりが当然持っていなくてはならないスキルなはずだ。それを、子供に聞かなくちゃならないなんて、怠惰にも程がある。何をさぼってるのか。仕事しろ。そう憤っていたのである。丸投げじゃないか、そんなの。

まあ、子供が採点に加わるといっても全体の4分の1を担うだけなので、すっかり丸投げでもないのだが、ひどく安易な姿勢に感じられて腹に据えかねたのだった。模擬授業というのは面白いアイディアだと思うんだけど。

いつもは金曜につくる通信を今日つくってしまったせいで、なんだかその後も金曜日のような気がして落ちつかない。金曜だと思うと、夕方の空の色まで金曜色をしているように見える。今週の金曜は飲みに行く予定なので、なんだかこうして日誌を書いていても、なんだか約束をすっぽかしているようで気が気じゃない。このまま飲みに行ってしまうのが、気持ちと行動が一体になって、一番いいような気がする。


パソコン修復11月25日 
 投稿者:山田  03/11/26 Wed 22:29:56

■長年使ってきたPCを、windows98からアップグレードさせた。ネット環境の整備に手間取って、ただいま復帰。

■まだまだ、導入しなければならないドライバーや設定があります。今週の金曜日は丸一日休みにしようと思っているから、とっととやっちゃわないと。

■ということで、今日は通信を作ってから、訪問。とうとう雪が積もるのだろうか、今冬初めて看板についている温度計がマイナスをさしていた。

■では、相馬氏の今日の日誌をお楽しみ下さい。


裏側11月24日 
 投稿者:相馬  03/11/24 Mon 23:33:04

シンポジウムである先生曰く「大学進学が当たり前になった状況は良い面もある。かつては、中卒ですぐ大人にならなければならなかった。今は22歳までゆっくり考えて大人になることが市民権を得ている」。なるほど、そういう見方もあるかと面白かった。しかし、すぐ裏を考えてしまうのが俺の悪いクセで、もしかしたら、中学を出てすぐに働かなければならなかった時代は、その代わり大人になってからの成長が認められていたのかもしれない。22歳までかけてゆっくり大人になれる現代では、その分“完成した大人”になって社会に出ることを義務づけられてるんじゃないかな。だから、みんなあんなに「自分探し」にやっきなんじゃなかろうか。あれは、どこかに「完成された自分」があると思ってるから出来ることだと思うから。そんなの勘違いなのにね。

今朝は携帯電話にメールが来て目が覚めた。「皆既日食見てる?」。え? 日食なの? 慌ててカーテン開けて、太陽直視して目が潰れた。日本じゃなく地球の裏側の話。南極での日食をテレビ中継してたのね。夜、NHKの特番で空に映る月の影にちょっと感動。

夜9時過ぎ、地震あり。


シンポジウム11月23日 
 投稿者:山田  03/11/24 Mon 00:24:16

■相馬氏と話していて、やっぱりぼくが司会でよかったなと思った。彼曰く「オレだったら、時間ぎりぎりで長い発言があったら『だまれ』と言っちゃうよ」クワバラクワバラ。

■司会の途中でも言ったが、シンポジウムはみんなで考える場所なので、あの場にいた人が考えるネタを持って帰ってもらえれば成功です。

■市民会館前で落ち葉を拾っている人がいて、どんなことに使うのかなぁ、と思いめぐらした。

■たき火用?そんなことはないか。


けっこう大変でした11月22日 
 投稿者:相馬  03/11/23 Sun 02:23:50

なんでも、見てるのとやるのとでは大違い。シンポジウムも開く側になるのはけっこう大変なものなのだということがわかりました。時間がないのにどうでもいい話をする人はいるし、それがフリースクール等ネットワークの人だったりするし。テキトーな受付をする人はいるし、もちろんフリースクール等ネットワークの人だし。貼り紙は落ちるし。道新には間違った情報が載るし。司会をした山田はさぞ疲れただろう。ご苦労様。

俺は始まってからはそう忙しくなかったので、会全体を俯瞰していたのだが、ああ誰も彼もみんなそんなにも喋りたいんだな、ということがビシビシ伝わってきて、急に最近の話したい欲求が萎えてしまいました。ひねくれ者の面目躍如。

しかし、今後「漂流教室」が単独でシンポジウムを持つとしたら、どんな会にするのがいいのだろうか。そろそろそういうことも考えた方がいいと思った。先ず学校に呼んでもらいたいなー。その前に研究会みたいなところで面白い話をしてひきつけなきゃダメか。えー、どんな話をすれば…ってやっぱり喋りたいんじゃないか、俺よ。

季節も関係するのか、俺や山田だけじゃなく、訪問先にも心晴れない気持ちを訴えるところが何件か。一緒一緒。We are not alone.


そそそ11月21日 
 投稿者:山田  03/11/22 Sat 00:11:47

■そそそ。一人で考えなきゃならんというのは披露の原因としてあるね。相馬氏と話しをした後は、少しかもしれないけどすっきりするものなぁ。

■本日はかめの会に参加。竹の棒をさっさか動かす遊びをおしえてもらい、延々やっておりました。

■その後、今日から訪問のお宅へ移動。思わず話しが弾んでついつい時間が延びちゃった。10分ほどだけど。

■明日はシンポジウムの司会です。楽しみだ。


俺も俺も11月20日 
 投稿者:相馬  03/11/20 Thu 23:41:09

ああ、俺も俺も。なんか疲れてんだよね。精神疲労。

もっとも俺の場合は原因はわかっていて、これはアレです。喋りが足りない。俺は口に出してみて考えをまとめるタイプなので、いろいろ考えてることをもっと他人にぶつけて、他人からもぶつけられて、話す中ではっきりさせたいわけだ。その欲求が叶えられなくて鬱々としてるんだな。ずっと一人で考えなきゃならないというのは案外つらい。

なんか、自主ゼミみたいなのにあこがれますね。大勢で侃々諤々と。普段の勉強会は実際的な話ばかりで、「不登校とは」みたいな抽象的な議論はないし。山田と二人で話すのもいい加減飽きたし。先見えるし。

先週、自由が丘の亀貝さんの言ったことがひっかかっている。「これからフリースクールはどうなっていくと思うか」。このことを大勢で話したい。うーん、いっそ大学に乗り込んで教育関係のゼミ破りでもするか。


どうも疲れている11月19日 
 投稿者:山田  03/11/20 Thu 02:59:01

■あああ、なんだか寝られないぞー、最近。

■15日のは、皮肉のつもりで書いたのですよ。

■すまん。どうも精神的に疲労しているらしい。長いことモノを考えられなくなっている。


寝起き11月18日 
 投稿者:相馬  03/11/19 Wed 02:19:42

さっきまで寝てまして、日誌を書いてないことを思いだし、ゴソゴソ起きてきました。

以前、訪問先から中学用の「心のノート」をもらって、ちょっとめくってそのままになっていたのだが、やはり一度は真面目に検討しようと最近ちょこちょこ読んでいる。しかし、読めば読むほど腹が立つね。内容云々の前に、これ本としてのテイをなしてない。あれは全部ワードで作ったのではないか、と疑っている。ひどいよ。読んで欲しいなら読めるような体裁にして欲しいと思います。

他に何かあった気がしたが、眠いからまた今度。あ、そうだ。15日の山田の日誌中、

<「今は,学歴社会とよく言われますが,実は,私は学歴社会ではないと思います。しかし,学歴幻想社会はまだあるのです。高い学歴,良い学歴であれば,出世するかもしれない,良い会社に入って,幸せになれるであろうという幻想はまだあるかもしれませんが,学歴社会という実態はないのです」
そうですね。高い学歴を得るためには高い経済力が必要だという点において、ぼくはこの言葉に賛成します。>

という部分が何度読み返してもわからないので、もう少し詳しく説明して欲しいです。「心のノート」への不満に並べて書いちゃったけど、他意はありません。早く布団に戻りたいだけ。ごめんね。


また誰宛と言うこともなく11月17日 
 投稿者:山田  03/11/18 Tue 00:28:27

■こんばんわ。

■寒くなってきたせいか、昨日からどうもくしゃみが出る。風邪ではないと思うが、気を付けねば。

■ゲームを通じて1年越しで会うことのできた子供の話を以前書いた。その子と最近二回の訪問でゲームを通じて顔をあわせるようになってきた。少し変わるのかな。

■「学校に行かないでいるから、友達と遊ばない」とお話してくれた君へ。そう話してくれた後、僕と盛り上がっていたね。きっと、友達ともそうやって過ごしていたのだろうなぁ、と思ったよ。


やや宿酔11月16日 
 投稿者:相馬  03/11/17 Mon 01:42:14

昼過ぎ、山田代表よりメールが来る。「昨日電話があった人に電話できる時間がなさそうです。連絡してもらえるかい」。話がちっとも見えない。携帯電話の着信履歴を見るに、昨夜、山田から電話をもらっている。どうやら、その時に「電話があった人」についてなんらかの会話をしたらしい。実は、昨日は友人の結婚式で、遅くまで飲み歩いていてまったく記憶がないのだ。最近、どんどん記憶を失う飲み会が増えている。まずい。

さっき、外に出たら雪が降っていた。明日の朝は少し積もってるかもしれないな。


勉強不足11月15日 
 投稿者:山田  03/11/16 Sun 00:16:44

■新規の訪問先が増えて、募集はスタッフの準備が整うまで一時ストップです。少なくとも一ヶ月ほど待っていただくことになります。

■午前中、22日に行われるフリースクールネット主催のシンポジウムについての会議。のはずだったが、話しの中身では札幌市教育改革推進会議のこと。こんなところがあったとは、勉強不足でした。下のページ参照のこと。

■この会議の主催で9月に行われたフォーラムの基調講演の中から。
「今は,学歴社会とよく言われますが,実は,私は学歴社会ではないと思います。しかし,学歴幻想社会はまだあるのです。高い学歴,良い学歴であれば,出世するかもしれない,良い会社に入って,幸せになれるであろうという幻想はまだあるかもしれませんが,学歴社会という実態はないのです」
そうですね。高い学歴を得るためには高い経済力が必要だという点において、ぼくはこの言葉に賛成します。

■午後、訪問二件。家に帰ったのは夜。留守電に問い合わせ電話あり。時間が遅かったので、明日かけることにする。

http://www.city.sapporo.jp/kyoiku/top/kyouikukeikaku/suishin.html


やりまっせ11月14日 
 投稿者:相馬  03/11/15 Sat 00:57:53

最近ちっとも観ていなかったけど、一時期バレーボールをよく観ていた頃があった。キューバにルイスという選手がいて、そんなに背は高くないのに、驚異的なジャンプ力でブロックの上を抜くスパイクをばしばし決めていた。彼女は妊娠7ヶ月かなんかでコートに立って、やっぱりばしばしスパイクを決め、子供を産んだ後は「体が軽くなったわ」とかなんとか言ってまたコートに立ち、またもばしばしスパイクを決めていた。そんな選手だったので、俺はとっても気に入って、とっても応援していたのだった。

そんなわけで、今日のバレーボールでもついキューバを応援してしまったのだが、日本勝っちゃいましたね。阪神といいキューバといい、最近応援する方が負けて悔しいことこの上ない。

今日は訪問終了後、ボランティアスタッフ希望の女性と面談。なかなか子供に好かれそうないい人であった。彼女の友人が札幌市の児童相談所のメンタルフレンドに申し込んだところ、心理系の学部じゃないことを理由に渋い顔をされたそうである。ところが、そんな札幌児相はメンタルフレンドの人数が足りないという現実を抱えていたりもするのだった。変なのだ。児相さん、うちがやりましょうか。育成も請け負いますから。業務依託しません? 

山田代表は新規の訪問先を決めてきたらしい。連絡来る。


言葉のこと11月13日 
 投稿者:山田  03/11/13 Thu 23:38:57

■前回出題した、言い換え募集中のカタカナ言葉で答えはミッションとドクトリン。

■上の言葉は第三回の言い換え募集候補なのだが、本日第二回の言い換え分が決定したらしい。詳しくはリンク先をご覧下さい。

■仕事柄よく見る単語を眺めてみる。
・エンパワーメント→能力開化(蕨)・権限付与
          ※最初のやつは、造語ですよね?
・スクーリング→登校授業
        ※こんな言い換えをするなら、素直に「授業」でいいと思う。
         月一で授業を受けに行くというだけでしょ。

■外来語委員会設立趣意に曰く、「そもそも,どんな言葉を使うのが適切かということは,話し手・書き手の意図,想定される聞き手・読み手,話題,使われる環境など,その時々のさまざまな条件によって変わります。同じ内容の話をするにしても,大人に話すときと子供に話すときとでは,使う単語,声の調子,話す速さ,文の長さなどが変わってきて当然です。また,同じ大人でも,相手がその話題に通じているかどうかによって,言葉選びや言葉遣いに自ずと違いが出てきます。相手や場面に応じて,適切な言葉遣いが変わることにいつも留意することが大切です」
まったくその通りです。ですから、話す相手が「スクーリング」の方が通じやすい人ならそれでよしということですな。

■明日は大移動の日。色々と動き回るですよ。

http://www.kokken.go.jp/public/gairaigo/Teian2/iikaegotou_dic.html


情緒捨てがたし11月12日 
 投稿者:相馬  03/11/13 Thu 00:32:08

「でも、それって問題行動ですよね」

「情緒に流されずに分析していくことが必要だ」と発言した先生は、その直前にこう言ったのだった。「それ」とは、ある教育講演会の案内文に書いてあった子供の様子を指す。北海道子どもセンターのレポートで紹介されたその文にはこう書かれていた。「歯止めの訊かない子、学校に行きたがらない子、体の具合の悪さを訴える子・・・様々な問題行動を多面的にとらえ、家庭・学校・地域がどのように連携して子供を育てていくのか」。

「こういう子供の様子を“問題行動”と呼ぶ時点でおかしいと思う」とレポートの発表者は言ったのだが、件の先生は「でも、それって問題行動ですよね」と反論したわけだ。そして、「情緒に流されず分析していくことが必要だ」発言に繋がったのである。

ところで、この先生が“情緒に流されず”正確さを求めるのなら、「それって問題行動ですよね」という言い方はおかしい。正確には「それって問題行動だと私は思います」だ。もっと正確には「それって***な理由から問題行動だと私は思います」だろう。

体調不良を訴えることが“問題行動”だとしたら、病院は問題人物の巣窟になってしまうが、まあそれでもそれを“問題行動”だと思う人がいたっていい。あの場で必要なのは、それは妥当なのか、という判断をみんなで考えるということで、それには論拠がいる。それこそが、この先生の望む「分析」である。

きっと、諸々のことが背景にあるのだろう。仮病つかってさぼる生徒とか。単位ギリギリなのに休みがちで、胃に穴が開くくらい心配な生徒とか。勉強始めたら歯止めが利かないで、机に向かいっぱなしの生徒とか。そういうこと全部をひっくるめて「それって問題行動ですよね」になってしまったのだろうが、そう言った時点で、この先生も多分に情緒に流されているのだった。

ところで、この分科会は「不登校・登校拒否・高校中退」という括りなのだが、高校中退だけでも大きな問題である。それなのに、不登校と一緒になってしまうと、どうしても話が不登校に傾きがちで(高校中退者の親の会などが出てないからか? そもそもあるのかな?)、この問題が話せない。せめて、初日は高校中退についてのレポートだけにするとか、進行方法を考えた方がいいと思った。


クイズです11月11日 
 投稿者:山田  03/11/12 Wed 00:15:23

■大正十三年発行「現代新語辭典」に所載の見出し語を集めたtxtファイルを入手。こんな単語が載っている。
・アーティスト・意思表示・オチャッピー・霞ケ関・カンニング・過激派・自然・ドクトリン・ネグレクト・賣國奴・物質主義・ベネフィット・ミッション・民族精神・無意識・レスペクト・ロジック

■さて、上の中に二つ、現在国立国語研究所が言い換えを募集しているカタカナ言葉があります。どれでしょうか。

■日本語を大切にするなら、80年以上昔から外来語を取り入れて日本語を豊かにしようとしてきた先人の苦労に敬意を払うべきであります。文部科学省は今更「わかりにくい」などと子供じみたことを言い訳にして教育を怠ってはならないと思うのであります。

■これまで外で遊んでいた訪問先でも、寒さのためにとうとう家の中で遊ぶようになった。こうなってくると、話す機会も多くなり、関係が進むところも多くなってくるだろうなぁ。


大変だものね11月10日 
 投稿者:相馬  03/11/11 Tue 00:34:29

「情緒に流されず分析する」の裏には、より効率的に効果的に問題を処理したいという思いが見える。しかし、そもそも不登校とは、そういった効率・効果を追い求める現実が引き起こすのかもしれない。「答は情緒的なものの中にあるのかもしれませんよ」とは、さすがに意地悪な俺も言えなかった。

2回しか出てないでこんなことを言うのもなんだが、去年の合同教研より今年の方が遥かに面白かった。去年は変に物わかりのイイ先生ばかりでつまんなかったのだ。悩んでる感じがなかったのだ(あくまで主観だけれども)。今年はもっとずっと困ってた(あくまで主観だけれども)。

教師という職業は大変だ。なんといっても関われる時間が限られている。具体的にどうすればいいのか。効果的な方法は何か。それを求めて研究会にやってくる教師の気持ちもわかる。そこで、忍の一字のような対応を示されて苛立つ気持ちもわかる。教師や学校は結果を求め過ぎると批判する人がいるが、それは教師が常に結果を求められているからじゃないのか。しかも、子供に結果を求めないで、と主張する人たちから。

そんな立場が想像できるから、意地悪なオイラも意地悪を言えなかったのだが、でもやっぱり効率的・効果的なやり方なんてないと思う。俺は、先生には「学校に来いよ」と言って欲しいし、学校は必要だと思っていて欲しい。それでいながら、学校に来ない子供に無理強いをしないで欲しい。そういう矛盾を抱えて欲しい。抱えていること自体を認めて欲しい。俺も反対の矛盾を抱えていたい。そうやってひたすら悩むことが最も効率的だと思うんだけど、と書くとちょっとありきたりでイヤです。


二日目11月9日 
 投稿者:山田  03/11/10 Mon 00:59:07

■合同教研二日目。本日はレポート発表。これまでの経過と事例について話す。

■内容についての討議の中で、漂流教室と同様に訪問活動をしている人達で集まる場をまず作ってはどうかという提案があった。これはいい。今後、行政に提案できるものを作る場として実現させたい。

■「不登校について改善していくなら、情緒に流されず分析していくことが必要だ」と話す先生がいた。この方は一度にたくさんの不登校の生徒を担当することになり大分苦労したらしい。「情緒に流されず」に事に当たらなければ、乗り切れないくらいの負担があったんだろうなぁ、と思ったが、どうだろうか。

■その後、訪問へ。相馬氏から借りたPS2ソフト「ラクガキ王国」を一緒にやってみた。これは画面上に描いたラクガキが動いてキャラクターになるというものだ。カウンセラーなんかだと、描いた絵で色々判断することもできるのだろうなぁ。

■夕方過ぎに訪問が終わり、その後投票。今後の教育はどう変わるのか。やれやれ。


意地悪さん11月8日 
 投稿者:相馬  03/11/09 Sun 01:17:38

合同教研。会場は厚別高校。学校に近づくにつれ鼓動はいやが応にも高まる。廊下を歩いてドキドキ。水飲み場でワクワク。つくづく学校が好きなんだなあ、俺。それにしても、去年も思ったが、学校の机って本当に小さいよね。よくあれで勉強してたな。

今日は「漂流教室」の発表はなし。恵庭の未来の会の話などに耳を傾ける。参加者は去年とは随分顔ぶれが変わっている。レポートの種類も増えた。これは多分、「全国のつどい」の影響だ。あのつどいには今でも疑問を持っているけど、こういう具合にいい影響を及ぼすこともある。

本格的な議論は明日の予定だが、一人の先生の皮肉めいた発言がひっかかった。「教師もがんばっている。そりゃ遅れてる教師も、視野の狭い教師もいるが、そういう状況を分かって欲しい。中学校教師の参加が無いと言うが、その気持ち分かる。この雰囲気では来づらいのだろう」。俺の見た限り、今まで参加した会議の中でもっとも教師攻撃のない、穏やかな会だったが、それでも居たたまれない何かがあったのだろう。上のようなことを一気に吐き出していた。

いや、確かに会議の場でここぞとばかりに教師攻撃をする親や研究者はいる。そこに来づらいのも分かる。実際、教師の参加は少ない。でもさ、学校の雰囲気がイヤで行きづらいと思ってる子供って多いよ。行きづらくて研究会に出てこないことがそんなに大声で主張できることなら、行きづらいと思って学校に行かない子供も同じように守ってあげて欲しいな。いや、子供は学校に出て来いというのなら、先生も研究会に出てきてね。なんなら訪問しましょうか、と意地悪な俺は思ったのでした。みんな自分のことだとわかるんだよね。

会議の終わり頃、隣の「高校生の広場」から「世界に一つだけの花」が聞こえてきた。そんなもん聞いてるからお前らダメなんだ、と意地悪な俺は思いました。「ナンバーワンよりオンリーワン」だなんて、だめよ、そんなこと信じてちゃ。そりゃ、オンリーワンかもしれないよ。でも、それだから「素晴らしい」なんてことはないから。素晴らしくなるかどうかは、今後の君たち次第だから。で、それは周りとの軋轢の中からしか生まれないから。いつまでも和んでんじゃねえぞ高校生。戦え!何を!?人生を! スマップよりは筋少聴こうな。


なぜか眠いぞ11月7日 
 投稿者:山田  03/11/08 Sat 00:05:36

■二人して誤解されやすいから気を付けよう。特に明日の合同教研では注意。

■漂流通信にも書いたのだが、現在定員になりつつあります。申し込みされてもお待ち頂くことになります。

■ということで、スタッフを改めて募集しなくちゃ

■円山付近で雪が降っているとの情報あり。明日は雪道かなぁ?


誤解メーカー11月6日 
 投稿者:相馬  03/11/07 Fri 01:25:05

ボランティアスタッフをつとめている亀畑さんは一方で北区のミニコミ紙の編集も手伝っているらしく、その中で「漂流教室」の記事を載せたいというので、訪問後取材を受けた。俺も山田もはっきり言って記者泣かせだ。無駄なサービス精神というか、とにかく質問は一度ニ度三度とひねってからじゃないと答えないし、そのくせ面倒くさがりだし、すぐ脱線するし。しかも、全部真面目にやった結果だから始末が悪い。しかし、今回は他ならぬ亀畑さんである。ちゃんとした取材にさせてあげよう。そう決意して臨んだのだが、

無理でした。

「相馬さんって誤解されやすくありませんか」という亀畑さんの言葉が胸に刺さりました。誤解されやすいです。はい。誤解されやすいのに、明後日明々後日と北海道合同教研でレポート発表します。合同教研といえば、昨年「(教育の議論に関して)嫌いな言葉が3つあります。自由、個性、自分らしさ」とやって、そこにいた全員を硬直させたいわくつきの会だ。「誤解されやすい」というよりは「わざと誤解させるようなことを言う」ですね、本当は。今年は誤解を避けるよう努力しよう。できるだけ。

ある親の会と、そこに集う子供・青年たちとの確執について詳しい情報を得る。そこにあったのは「誰が責任を取るのか」「社会人の言うことをきけ」といった、およそ「不登校の親の会」とは思いがたい言葉。では、子供・青年たちが何をしたのかといえば、ただ自分たちのサイトを開いただけなのだ。それが、そんな言葉で取り潰しになる。その親の会とそこが所属する全国組織には言いたいことが沢山ある。その場合、誤解を生じさせるようなことは言わない。本当に怒っているからだ。


誰宛でもないが11月5日 
 投稿者:山田  03/11/06 Thu 02:15:13

■それじゃ、まだ本調子ではないのだな。

■ボランティア・スタッフの亀畑さんから電話が来て、彼女が編集に関わっているフリーペーパーで漂流教室を取材したいのだという。「自分のことを書いて、自分の写真を載せれば、それで漂流教室じゃん」と冗談のつもりで言ったら、一生懸命それではだめだということを説明してくるので面白かった。わしゃ、いじめっ子かな?

■漂流教室に来てもらって相談しているなんて、何だか自分で問題を解決する能力がないみたいで、恥ずかしいと思っている人へ。一人で問題を解決している人は、他の人に話をする勇気が無くて、一人でしか問題を解決することができないのかもよ。困ったな、と思うことを話せるのは、立派な能力だとわたしゃ思いますねん。


教育なんて11月4日 
 投稿者:相馬  03/11/05 Wed 01:09:40

大丈夫大丈夫。もう、日本シリーズの伊良部くらい大丈夫。

なんだかしらないが、毎年11月になるとNHKが教育特集をやたらに組み出す。ところが、なんだかしらないが、毎年11月になると俺の中の「教育が何でぃ」スイッチが入ってしまう。だから、結局毎年ひとつも観ない。NHKの人とはバイオリズムかなにかがあわないのだ。残念なことに。

だって、11月は寒いし雪はまだふってないし嬉しいんだもの。葉っぱが落ちて枯れ木立なんだもの。そんな素敵な季節にかたっくるしい教育特集なんて観てられないよ。東欧映画特集とかにしてほしい。

で、今日から俺好みにぐっと気温が下がって、とても幸せなのでした。いいよな、この季節。教育なんてララーラーララララーラー。


復活したらしいです11月3日 
 投稿者:山田  03/11/04 Tue 01:33:59

■昨日の夜中にメールが来たと思ったら、相馬氏からの頭痛メール。大丈夫かいなと思いつつ今日を過ごし、夜に確認の電話をしたら、「明日は全打席出場できるくらい大丈夫。川藤くらい大丈夫」と、本当に大丈夫なのか微妙ながら元気な声でした。

■昼は晴れていたが夜は寒くなり風がビュービュー。暖かいおじやを食べて、風邪は引かないようにします。

■いい加減、雪かなぁ。


風邪っす11月2日 
 投稿者:相馬  03/11/03 Mon 10:54:03

金曜から微弱な頭痛を抱えてだましだましやってたら、昨日の夜に爆発。幸い、今日は連休も手伝って訪問先4件のうち3件が休みだったので、残りの1件に電話して振り替えてもらう。明日からのことも考えて、大事を取ることにしました。養生します。

寝ていたので、こんな時間に昨日の分の日誌を書いている。なんか変な夢をたくさん見たな。あんまり覚えてないけど。


パーティ11月1日 
 投稿者:山田  03/11/02 Sun 00:55:13

■なるほど、風邪には気を付けよう。今日の勉強会に来ていた人も引いていたし。

■勉強会の途中で、自由が丘学園の創設10周年記念パーティに出席。行ってみたら、席が一番前でびっくり。まわりも背広の方々ばかりでびっくり。料理はグランドホテルからのものでびっくり。とびっくりの三乗。相馬氏にメールでこのことを送ったら、「うちの10周年はそれを上回ろう」と威勢のいい返信が来ました。

■パーティの出席者のほとんどは、50過ぎのように見えた。若いのがほとんどいないことが気にかかった。

■その後訪問。「世界の絶叫マシーン」という番組を見て、盛り上がった。


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